セリフっていうのは「彫刻の一つ」で、そこにあるべき彫刻ってのがある

トイクロSAGAの書 DQ Ver.1.9

今回は、「セリフの置き方」について思うこと。

セリフっていうのは「彫刻の一つ」で そこにあるべき彫刻ってのがある。

セリフの置き方

ラジオ番組で、伊集院光氏と糸井重里氏が『MOTHER3』を題材に対談をした。その中で、糸井氏が「セリフの置き方」について語っていた。

【要約】

ほとんどの人が 自分があのシナリオを書くとしたら あそこは微調整して緩めると思ってるんですよ。

緩めるのがリアリズムだと思うんです。 で そんなセルフを書くっていうのは 一種の異形のモノを登場させるのと同じだし 訳の分からない彫刻を置くようなもんなんです。

だから セリフっていうのも彫刻の一つで 美しくないかもしれないけど そこにあるべき彫刻ってあるんですね。 だから もっとシーンにふさわしい彫刻っていうのを なるべく置くようにしてるんですけどね。

Via:糸井重里『伊集院光 & 糸井重里 – MOTHER3トーク

「セリフっていうのも彫刻の一つ」……実に、糸井氏っぽいや!

物語での「セリフの役目」は、言うまでもないけど大きい。そこにあるべきセリフの「彫刻」で、自分の心にも “深く彫り刻まれる” こと、あるな……。

セリフを彫刻のように想像する

セリフを彫刻のように想像すると、立体的にイメージできるようになる。

今まで平面で見ていた文字の羅列が、自分の方に浮かび上がってくるような感じ。

そうすることで、周りのセリフ同士の関係もイメージできるはずだ。インパクトを出したかったら、糸井氏が言うように「訳の分からない彫刻を置く」のもありだね。

彫刻と言えば、光が当たる角度で受ける印象が変わる。セリフも同じように、受け取る人の「心の状態」で印象が変わる。なんだか「コアな部分が似ているな」と、思ってしまったよ。

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経験値を、それぞれ獲得した!

セリフっていうのは「彫刻の一つ」で、そこにあるべき彫刻ってのがある。セリフを彫刻のように想像すると、立体的にイメージできるようになる。

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