今回は、「疑問から生まれるアイデア」について思うこと。
新たな作品のアイデアは 既存作品の「疑問」から生まれることもある。
疑問から生まれるアイデア
テレビ番組『ETV8』で、アニメーション監督の「富野由悠季氏」が「疑問から生まれるアイデア」について語っていた。
【要約】
自分がストーリー権を握った時には やってみたいことが一杯あった訳です。
それは つまり ロボット物でやっちゃいけないことがある。それを全部やってみようとか。
例えば 本当に敵っていうのは悪人なんだろうかとか。クエスチョンマークの付け方ですよね 『ザンボット3』の場合にもやりましたし。
それから ロッボトっていうのが もし本当に自動車と同じような乗り物であるならば 日本の国内をドカドカ歩いちゃいけないんじゃないか 道路交通法を守ってもらわなきゃ困る。
という部分を ワンエピソードの中に入れていく。 これは それまでのロボット物ではタブーでした。
そういうものを 入れていくことによって 実は 自分自身のオリジナルの起こし方。それから 自分自身のコンセプトを投入していく ってなことを『ザンボット3』から意識して始めていった。
Via:富野由悠季『 ETV8 』 NHK 1985年放送
注目したいのは、「ロボット物のタブーを “あえて” やった」ってとこだね!
そのタブーを疑問視して、新しい作品に落とし込む。そうすることで、既存作品にはない「斬新さ」が生まれるんだ。
斬新な作品
斬新な作品は、観た人にインパクトを与える!
インパクトを与えるには、正直、同じ表現だと弱い。だから、同じ表現にならないように、既存作品から疑問に思うことを洗い出す。そこからアイデアを抽出すれば、まず同じ表現になることは少ない。
何か、「斬新なアイデア」が欲しい時は、氏が言うこの方法は役立つな。
ものづくりを沢山すればするほど、同じような作りや考えになってしまいがち、でも、そこをあえて自分の作品から疑問に思ってみる。そうすることで、「新たなアイデア」が生まれる可能性は断然増えるね。
経験値を、それぞれ獲得した!
新たな作品のアイデアは、既存作品の「疑問」から生まれることもある。既存作品から疑問に思うことを洗い出す。そこからアイデアを抽出すれば、まず同じ表現になることは少ない。
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