今回は、「駅メロ作りのキモ」について思うこと。
駅メロ作りのキモは 安心な曲調じゃなくあえて「緊張感」を持たせること。
駅メロ作りのキモ
テレビ番組『タモリ倶楽部 – 優良企業訪問シリーズ 駅メロ制作会社スイッチ』の回で、作曲家の「塩塚博氏」が「駅メロ作りのキモ」について語っていた。
曲を転調したりとか 偽終止っていうちょっとしたテクニックを使う っていうことを時々やっているんですよ。
ちょっと終わり方に違和感とかを残して 皆様に緊張感を持って頂こうかなって。
理由:あんまり安心して欲しくないので 緊張感を持って欲しいから 普通に終わらない。
Via:塩塚博『タモリ倶楽部 – 優良企業訪問シリーズ 駅メロ制作会社スイッチ』 テレビ朝日 2013年8月30日放送
駅メロが流れる役目は、「もうすぐ電車が発車しますよ!」っていう合図をお客さんに知らせること。
だから、ここの曲の意味合いは「安心する曲調」ではなく、あえて「緊張感」を持ってもらう曲調じゃないと、役目を果たさないってことだ。このあたりは、他の曲作りと大きく違うところだなーと思ったんだよね。
コンセプトを明確にする
駅メロに限らず、日々の生活の中では様々な曲が流れている。街に出たならば、そりゃもう自然と耳にする曲は多いはず!
その曲には、必ず「役目や意味」があって作られている。言ってしまえば、「役目や意味」があるからこそ、星の数ほどあるアイデアの中から絞られるのである。
緊張感を出したいから、「こっちの方がいい」とか「こうすべきだろう」とかね。ある程度の “縛り” がないと、選別するのは難しいこと。
「どこで流すのか? どの位の長さか? だれがメインで聴くのか?」など……。
いわゆる、「コンセプトを明確にする」ってことだね。
コンセプトを明確にしないと、アイデアを絞れないし、新たなアイデアも生まれにくい。駅メロも駅個々、路線個々にコンセプトがあって作り上げられた曲。短い曲だけれども、聴くと自然と覚えてしまう。そんな魅力があるよね、駅メロって。
経験値を、それぞれ獲得した!
駅メロ作りのキモは、安心な曲調じゃなくあえて「緊張感」を持たせること。「役目や意味」があるからこそ、星の数ほどあるアイデアの中から絞られる。
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