今回は、「あえてアナログ作業をする訳」について思うこと。
あえて手間が掛かる「アナログ作業」だからこそ 出せる良さがある。
アナログ作業と聞くと、自分的には「すごく丁寧に作っているイメージ」がある。というのも、テレビなどで職人さんが、真剣なまなざしで作業している姿をよく観るからだ。機械では出せない “味” っていうものがあるからね。
あえてアナログ作業をする訳
参考として、『ビックリマン』のキャラクターを創作したイラストレーター「米澤稔氏」が、インタビュー動画内で「あえてアナログ作業をする訳」について語っていた。
【要約】
線画の手書きは 譲らんとこうと。 それをパソコンで書くと 楽やったり綺麗かったりするんですけど 「アナログで書く苦労とパワー」っていうのが 線に宿るんですよ絶対に。
そこから出てくる「キャラのパワー」っていうのがあるので 線画の部分のアナログ作業は譲らないでおこうかなと。
Via:米澤稔『グリーンハウス 米澤さん兵藤さんインタビュー – YouTube』 2013年8月26日(アクセス:2013年10月15日) YouTube – 9:16 位から
注目したのが、「アナログで書く苦労とパワーっていうのが、線に宿る」っていう部分。
その言葉から、「より良いものを作りたい」っていう “こだわり” を強く感じた。効率よりクオリティー重視、受け取る側としては、その精神は嬉しいよね。
発売から何年もたった今でも『ビックリマン』が人気なのは、アナログ作業が根底にあるからかもしれない。
積み重ねが上等品につながる
アナログ作業にこだわる理由は、何より効率を優先した作業より「クオリティー」があがるからだ。
それは、素人目では分からない細かいことかもしれないけど、その「積み重ねが上等品につながる」
Web デザインをやっている自分としては、もっぱらパソコンで作業をすることが多いけど、今後は「そればっかりじゃないよ」ということを肝に銘じておかないとね。
アナログ作業に重きを置いているメジャーどころと言えば、「スタジオジブリの映画製作」だ。効率が上がる CG などは極力使わず手書きにこだわっている。それが、かえって「ジブリっぽさ」を増大させているんだけどね。
そう考えると、「アナログ作業ってだけで、もはや個性になる」ってことだ。
経験値を、それぞれ獲得した!
あえて手間が掛かる「アナログ作業」だからこそ、出せる良さがある。アナログ作業にこだわる理由は、何より効率を優先した作業より「クオリティー」があがるからだ。
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