今回は、「1 作目でできた良作」について思うこと。
1 作目で「良作ができた」っていうのは 本人の実力だけじゃない気がする。
1作目でできた良作
テレビ番組『BSアニメスペシャル ロボットアニメのヒーローたち ロボットアニメの巨星 機動戦士ガンダム』で、アニメーション監督の「富野由悠季氏」が「1 作目でできた良作」について語っていた。
ボクはその後何度も『ガンダム』を作ってる訳ですけども やっぱりあれは超えられない っていうのが実感です。
そういう意味で 1 作目とか良くできたモノっていうのは 本人の実力だけで できてるもんじゃない気がします。
そういうものを感じますんで ボク自身も『ファーストガンダム』を超えてみたいっていうのが 本当の思いで この 10 年結局やってきてしまった。
Via:富野由悠季『BSアニメスペシャル ロボットアニメのヒーローたち ロボットアニメの巨星 機動戦士ガンダム』 NHK 1992年3月15日放送
ガンダムファンなら、「やっぱりあれは超えられない」っていうところに注目してしまうけど、ボクが注目したのはこの部分。
「1 作目とか良くできたモノっていうのは、本人の実力だけでできてるもんじゃない気がします」
「気がします」っていう言い切ってないところがミソ。そういうもの全てを引っ括めて “実力” と言うこともできるからね。ようするに、運とかタイミングとか時代とかのことなんだろうけど……。
「実力以上」の力
時に「実力以上」の力を発揮するときがある。
それは、色んな要素が絡み合って「自分の実力」を押し上げるのだけど、もちろん、逆の「実力以下」になることもある。
これって、「運」しかないよね。運を仕込むことはできても、100% 成功するとは限らないし……。
ただ言えることは、何かを作らないと「実力以上」にならないし、良作も作れない。そして、そのチャンスが到来した時に、しかるべき力を持っていること、これに尽きる。なんか、これ、宝くじに似てる。
氏が言っている、「やっぱりあれは超えられない」ってのは、そう簡単に「宝くじに当たるような運」が訪れないってことなんだな。
経験値を、それぞれ獲得した!
1 作目で「良作ができた」っていうのは、本人の実力だけじゃない気がする。何かを作らないと「実力以上」にならないし、良作も作れない。そして、そのチャンスが到来した時に、しかるべき力を持っていること。
スポンサーリンク