今回は、「巨大ロボット物の無機質化傾向」について思うこと。
巨大ロボット物は無機質化に向かうため その分ヒューマンが大事になる。
巨大ロボット物の無機質化傾向
テレビ番組『BSアニメスペシャル ロボットアニメのヒーローたち ロボットアニメの巨星 機動戦士ガンダム』で、アニメーターの「安彦良和氏」が「巨大ロボット物の無機質化傾向」について語っていた。
巨大ロボット物の系統というのは どんどん無機質化する。
そこから ハートが欠落化してだんだんマニアックになっていく というふうな ちょっと悪い傾向ってのが この何年か出てるんじゃないか。
その マニアックの種をまいたのが ある意味『ガンダム』。 ただ 今ボクが 改めて観て思ったのが 富野さんとも話したんだけれども ヒューマンだねーって。
やっぱり ヒューマンっていうのは 大事なことだと思うんですよね。
Via:安彦良和『BSアニメスペシャル ロボットアニメのヒーローたち ロボットアニメの巨星 機動戦士ガンダム』 NHK 1992年3月15日放送
無機質化していくのなら、よりヒューマンを強くして、「バランスを保つことが大事だ」と言っている。
誰しも、無機質化した話なんかに興味はないし、面白く思わない。やっぱり、人間模様を描いた話の方が断然面白いよね。
無機質とヒューマンのバランス
無機質とヒューマンのバランスを保つ……無機質が 50 なら、ヒューマンは 50 必要。無機質が 100 なら、ヒューマンは 100 必要ってな感じだ。
普通、かっこいい巨大ロボット物は「ロボット自体しゃべらない」。しゃべったら、なんかパロディーっぽい感じになるし。そのしゃべらないロボットを、ハートがある人間が操縦することで、無機質とバランスをとり面白くしている。
自分が好きな巨大ロボット物では、必ずと言っていいほど「熱いキャラクター達」が登場する。
『トップをねらえ!』、『天元突破グレンラガン』など。
そういう意味でも、巨大ロボット物の作り手は「ヒューマン」を “かなり意識” して作っているのかもしれないな。
経験値を、それぞれ獲得した!
巨大ロボット物は無機質化に向かうため、その分ヒューマンが大事になる。しゃべらないロボットを、ハートがある人間が操縦することで、無機質とバランスをとり面白くしている。
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