人生に「影響を与える」セリフは、「影響を受けたこと」が基盤になっている

トイクロSAGAの書 FF Ver.1.20

ゲーム『MOTHER2 ギーグの逆襲』のセリフについて思うこと。

人生に「影響を与える」セリフは 「影響を受けたこと」が基盤になっている。

思わずジーンときてしまったセリフ

『Wii U バーチャルコンソール』に、『MOTHER2 ギーグの逆襲』が登場したのを記念して、ゲームの作者である「糸井重里氏」が “USTREAM” で生プレイ中継をした。

詳細ページ → 糸井重里が『MOTHER2』を遊ぶのを、わいわい眺める夜。

ボク自身、名作と言われている『MOTHER2』は一度もプレイしてない。だから、

「これは、名作のゆえんが知れるかも!!!!」

って思って観ることにした。

中継の序盤。冒険に出る主人公「ネス(息子)」に、パパが電話で語るシーンがあった。そのときの “セリフ” に思わずジーンときてしまった。

【ネスにパパが語ったセリフ】

「もしもし、パパだ。若いときの苦労は買ってでもしろ!
という言葉もあるじゃないか。
パパはいつでもお前の味方だ。
怖れずに勇気をもってやってみなさい。
冒険の節目節目には、必ずパパのところに電話しなさい。
冒険の記録をつけてあげるからね。
お前の銀行口座に30ドル振り込んでおいたよ。
キャッシュカードを持っているだろう?
キャッシュディスペンサーから引き出して自由に使いなさい。
健闘を祈る。パパだってヒーロー!
…の父親になれるなら悪い気はしないぞ。ワハハハ!」

Via:糸井重里『MOTHER2 ギーグの逆襲

自分にも、生まれて 10 ヶ月なる息子がいる。だから、なおさら胸がいっぱいになってしまった。そして、「糸井氏の “セリフ回し”……なんて素晴らしいのだろう」と思ってしまった。

ゲーム中のセリフは、実際、セリフをつくった糸井氏が喋りながらプレイしていた。そのため、セリフのニュアンスがはっきり出て、はじめて観た人にも伝わりやすかったと思う。

『MOTHER2』製作当時、糸井氏には「ネス」のような息子がいたとのことだから、おそらく、このセリフは「息子さんへの気持ちそのまま」だったのだろうな。

セリフをつくる基盤とは??

ゲームや映画などは、「セリフの役目」ってすごく大きい。キャラクターの個性をつくるし、そのキャラクターから発せられた “セリフ一つ” で「人生に影響を与える」ことだってある。

その “セリフをつくる基盤” って「何なのだろう??」って考えてみるに、それはやっぱり、「セリフをつくる人の経験値」が重要だと思う。

想像力が豊かであれば、経験してないことでも「こう言うだろうな」って思いつくかもしれないけど、実際、「人生に影響を与えるほどのセリフ」って、想像じゃ無理でしょ!!

自分が「何かで影響を受けたこと」があってコソだと思う。それを、自分なりに他の人にも “共感してもらいたいカタチ” にする。

セリフ以外でも、なんでも「ものづくり」をしていたら、その部分は同じだな。

次アイコン

経験値を、それぞれ獲得した!

「人生に影響を与えるほどのセリフ」って想像じゃ無理。自分が「何かで影響を受けたこと」があってコソだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA