モノを作って得た対価は、他の人が作ったモノの対価に支払われる

トイクロSAGAの書 FF Ver.1.20

ゲームデザイナー桜井政博氏の本『桜井政博のゲームを作って思うこと』の 171 頁に書かれていた「社会を巡る対価の見解」について思うこと。

モノを作って得た対価は 他の人が作ったモノの対価に支払われる。

社会を巡る対価

ボクが尊敬しているゲームデザイナーの一人、桜井政博氏が書いた本『桜井政博のゲームを作って思うこと』。その 171 頁に書かれていた「社会を巡る対価の見解」にピンときてしまった。

一般社会においては 人は誰かの仕事に対し 必ず対価を支払いながら生活している。

その際に支払われる対価の出どころは 誰かが自分の仕事に支払った対価。
つまり 社会は仕事の対価が巡って成立している。 ということ。

Via:桜井政博『桜井政博のゲームを作って思うこと』 エンターブレイン 2012年 171頁

ううん、たしかに……。社会は他の誰かが作ったモノで溢れている。爪楊枝 1 本だって、ティッシュ 1 枚だってそうだ。

それらは、作った各々が “試行錯誤の末” 時間をかけて作り上げられたモノ。中には、何世代もかけて今のカタチになったモノもある。理由は、「より良いモノ価値があるモノ」にするためだ。世間では「価値があるモノ」を上等品と呼ぶ。

上等品を手に入れるには、それなりの対価を支払わないといけない。その対価の出処は、自分が何かモノを作ったりして(仕事をして)、他の人から得ることができた対価だ。

ようするに、桜井氏が言っている通り「対価が巡り巡って社会が成り立っている」ってことだね。

一つの対価から派生して生まれる対価

対価の巡りってことで思い出したのが、ボクが小学生の頃に流行った、『ビックリマンシール』や『SDガンダムカード』などの交換。お金がなかった分、直接物々交換してたっけなぁ。

「このレアモノは、三枚のキラじゃないと交換しないよ‼」ってな感じで(笑)。

『SDガンダムカード』なんて、『ガンタム』のアニメを作った人が居て、それをカードにする人が居て、そのカードを欲しい人が居て、さらにはカードを他の価値があるモノに交換する人も居る。

「コレって正に、対価の食物連鎖だよね」

すなわち、“自然社会” も “人間社会” も変わらないってことだ。
対価を得られるモノを一つ作れば(例:ガンダムのアニメ)、それに派生して他の対価が得られるモノも作られる(例:SDガンダムカード)。

「そう考えると、社会にはドンドン対価が得られるモノが生まれているんだなぁ」

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経験値を、それぞれ獲得した!

モノを作って得た対価は、他の人が作ったモノの対価に支払われる。対価を得られるモノを一つ作れば、それに派生して他の対価が得られるモノも作られる。

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