今回は、「いい作品」について思うこと。
いい作品とは「触れた人の心や行動を動かす作品」のことである。
「いい作品」の判断基準
ライター古賀史健氏の著書『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の中に、「いい文章」の定義が書かれていた。
いったい「いい文章」とは どんな文章を指すのか?
ぼくの答えはシンプルだ。 「いい文章」とは「読者の心を動かし その行動までも動かすような文章」のことである。
読む前と読んだあとで 読者の心が変わり できれば行動までも変わっていること。 それがぼくの考える「いい文章」の条件である。
Via:古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 講談社 2012年 268頁
このことって、文章だけじゃなく「作品創り」においても同じことが言えるなと。文章も作品創りの一つに含まれるからね。
なかなか「いい作品」の判断基準って難しいけど、「作品に触れる前と後で、何かしら自分の心が動いたり行動したくなる作品」かどうかだ。
作品に触れる人の真意
「いい作品」に触れた後って、悩んでいたことが解消したり、自分の行く先に光りを当ててくれたりする。たとえるなら、背中を押してくれる友達みたいなものだ。
だとすると、作品に触れる人の真意は「何かしら自分の心を動かしたい行動したい」、そう背中を押してくれる作品を求めているんだな。
なんかこの記事を書いていたら、以前、巣鴨の大戸屋で聞いた「あるおばあちゃんとその娘」の会話を思い出してしまった。会話の内容は、娘の息子がプレイしたゲーム『MOTHER』の話だったんだけど……息子は『MOTHER』から人を助けることの重要性を知り、「福祉の仕事」に就いたんだって。
そりゃもう、熱心に娘がおばあちゃんに語っていたから、かなり記憶に残ってる。正に、その息子にとって『MOTHER』は人生の一本になったんだね。
「いつか自分もそんな作品を創ってみたいもんだ」
経験値を、それぞれ獲得した!
いい作品とは「触れた人の心や行動を動かす作品」のことである。作品に触れる人の真意は「何かしら自分の心を動かしたい行動したい」、そう背中を押してくれる作品を求めている。
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